図書館の施設は緑の中庭が6つもあり、全体が非常に長細いつくりで、開架室が分野ご
とに小さな房のように別れているので、小部屋に入ったような非常に落ち着ける空間とな
っていると思いました。また、子どものコーナーと、大人が読書や調べ物をするコーナー
が離れているために、静かな環境が保たれており、ソファーや椅子が各所に数多く配置さ
れ、中庭にある緑を見ながら座れるようになっているので、一日中でもいたくなる、心地
よい空間となっていると感じました。

 さらに、公立図書館を市民の知る権利を保障する唯一の機関と位置づけ、市民の暮らし
と仕事、地域づくりを情報面から支援していることに感心しました。調べものの相談をす
?マークのレファレンスコーナーが、目立つ場所に設置されていたり、田原市に関する
情報を蓄積、専門書が多く、単に読書のための本を借りる場だけではなく、調べ物がきち
んとできる場になっていることに目を開かされました。

 小中学校司書との連携による、子どもの頃から読書に親しむ習慣をつける取り組みや、
先生と協力して、図書館の利用の仕方を勉強できるような取り組みも重要だと思いました。

全体として、江南市の図書館もどのようなものを目指すべきか、気づかされることとなり
ました。今後、江南市の図書館が一歩でも田原の図書館に近づけるよう運動していきたい
と思います。

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