田原市中央図書館見学の感想

「わーあ、広くて、明るくてすてき!」

入口を入った途端、ホテルのラウンジにいるような感覚で、感嘆の声が出てしまいました。

 

中庭などの緑を見ながら、ゆったり腰かけて、読書にふけることができ、お気に入りの場所

を決めて、ゆったりできそうなところがとても素敵だと思いました。

「これなら、1日ゆったりとここで過ごすこともできそうだね。」と話し合いました。

 

 スマホやタブレットといった情報端末が普及していくこれからにあっても、小さいうちに本

を好きになるかどうかが、その人の人生に大きな影響を与えるのは間違いないと思います。

 その点で親子でまわりの人に気兼ねなく、ゆっくり本や紙芝居、さらにはDVD鑑賞なども

できる環境は素敵だと思います。本や紙芝居の読み聞かせ専用のスペースが確保され、定期的

に開催されているのも子育て中のお母さんたちには嬉しいと思います。

 

 また、今まであまり見たことがないのですが、ティーンズのコーナーがあるのに驚きました。

最近学生の本離れが言われ、家でゲームやテレビづけの生活が多くなっている若者が図書館に

足を運びたくなるような工夫がされていて田原市の学生は恵まれていると思いました。

 

 これら数々の工夫は利用する市民の目線にたち、「市民の知る権利を保障し、だれでも気軽

に利用できる敷居の低い公共施設であり、市民の自立と交流を助ける場所である。」という理

念がしっかりあるからだと思います。

 

 ただ本を読む場所というだけでなく、郷土資料館の役割なども含め、市の文化の拠点として

の図書館の役割を改めて考え、江南市にもぜひそのような図書館を作りたいと思いました。

 

 スタッフはやはり、正規の方よりも嘱託と臨時の方の方が多いのはしかたのないことと思い

ますが、スタッフラウンジでのコミュニケーションなどスタッフのまとまりを大事に考えて運

営されている館長様の姿勢があるからこそ、この図書館が市民の誇りとなっているのだと納得

できました。

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