江南市図書館館長さんとの懇談会
2014年9月22日 10時~11時10分
図書館1階会議室にて
出席者 館長(辻中さん)、副館長(長崎さん)
準備会 6名
(1)準備会の説明
(A) 市が新しい図書館を作るために積み立ててきた基金を取り崩して、駐車場を作ったり、図書館の改
装をしたりすると聞いて、市民が声を上げる必要があると考えて準備会を立ち上げた。
(2)準備会参加者の自己紹介
① 館長さん、副館長さんは今の江南市の図書館についてどう考えていますか。
(館長)・「大成」から運営についてまかされている。
・市民の財産を利用者にどうサービスできるか考えている。
・貸出、返却が中心ではあるが、それ以外のこともスタッフフル回転で頑張ってたくさんやっている。
② これからどんな図書館をめざしていきたいですか。
(館長)・「市民が元気になる図書館」「心豊かになる図書館」をめざす。
・色々な課題を抱えた人が解決できて、元気になることを考えている。
・そのために利用しやすい図書館になるよう工夫している。
(配架、パスファインダー作り、館外整備など)
・今後高齢者が増えるので、いろいろなタイプの高齢者に対応できるようにサービスの在り方をさぐ
っている。
・社会福祉協議会と連携して地域のサロンへのサービスなども考えている。
③目指す図書館にむけて足りないものは何だと考えていますか。
(館長)・地域の人の声を聞くこととそれに応える知恵(発想、創造力)でしょうか。
④指定管理業者としての限界は、どういう点だと思いますか。
(館長)・みんな図書館職員としてのプライドを持って仕事をしているので、実務では特に限界ということは感じていない。
・指定管理になってから開館時間が長くなり、休みも少なくなって、利用者は増えている。
・言いたいこと、やりたいことは市や会社に言って、できている。
・むしろこちらから指定管理になって何か問題と感じていることがあれば聞きたい。
(A) ・窓口での対応はよくなった。指定管理のせいかどうかはわからないが、スタッフが少ないので、
聞きたいことがあっても躊躇して聞けないことがあった。
(館長)・調べたりすることは事務室で対応することになっているがそのことが伝わっていなかったようなので、今後改善していきたい。
⑤江南図書館では、どんな子どもむけの活動をしていますか。
⑥読み聞かせなど、市民がどうかかわっていますか。
(副館長)行事、企画などの説明 (別紙)
(館長補足)
・各小学校に読み聞かせのお母さん方がいるので、その研修会を5月と7月に行った。
70名以上の参加でとても喜ばれた。
・小、中、高の学校代表に集まってもらって連携会議を開いている。
・昨年高校生の写真展を図書館でおこなったら、好評だった。
今年度は10月に絵画、12月に写真展を予定している。
・大学との連携では、江南短大の学生が図書館にきて、手遊びの指導などしてくれている。
⑦市民からどんな応援や支援を望んでいますか。
(館長)・広報でボランティアを募集して、今、ブックスタートに5名、配架に1名きてもらっている。
地域で読み聞かせをしている方で手の空いている方には来ていただきたい。
・生涯学習の発表の場も作りたい。
(4)質疑応答
(B) ・指定管理になって職員の入れ替わりがあると思うが、郷土資料についてのレファレンスは大丈夫か。
(副館長)・職員はみんな司書資格をもっていて研究熱心なので、郷土資料についても学んでいるので大丈夫。
(C) ・歴史民俗資料館と連携もさぐられているようだが・・・
(館長) ・それぞれにどんな資料があるのかまだはっきりとはつかんでいないのでこれから連携を考えていく。
(A) ・こんな図書館にしていくという理念はどこが作るのか。
(館長) ・他の図書館ではスローガンを作ってすすめていたので、江南でもいいスローガンを作ろうと今
スタッフで考えている。それができたら、会社や生涯学習課の許可をもらって掲げたい。
(A) ・それに市民が入るということはできないのか?
(館長) ・公募ということは考えていなかったが、検討してみる。
(D) ・市では各方面の代表が集まって委員会を作ってそこで審議するという方法をとることが多い。
(館長) ・どんな仕事も何のためにやっているのかが大事なので、今後そこをはっきりさせていきたい。