第3回図書館特別委員会傍聴記録(概要)        

                            8月22日   

(1)江南図書館視察・・委員会所属議員(9:00〜10:00)・・・A議員の話より

館長さんからのお話を聞いたり、スタッフルームや閉架書庫など普段の利用時には見ら
れないところの見学をしたりしたそうです。

驚いたこと

・議会事務局の職員が図書館の場所がよくわからず迷いながら到着した。
・利用料はいくらかと尋ねた議員がいた。

 

(2)委員会室にて視察後の協議(10:30〜11:20)

・ほとんどの議員が一致したこと

 ・今の図書館では狭くて古いので、今のままでは10万人都市にはふさわしくない。

 ・館長はじめスタッフは困難な中で精一杯企画、運営してがんばっている。

・主な意見

B議員 

  ・これからは文庫本など電子化が進むので、大きい図書館は作る必要がない。武雄市がツ
タヤとスターバックスを入れてやっているような形がいいのではないか。

  ・300坪の土地を買うのだから、駐車場だけではもったいない。下を駐車場にして上に
「ティールーム」や「学習室」を作って本館とつないではどうか。

  ・「つながる図書館」という本がおもしろい。これからはコニュニティとしての役割も
大切である。

A議員

   ・小布施や伊万里など図書館建設が街作りの核になり活性化の中心になっている。豊橋でも
市民講座を開くなどして、市民が参加して新しい図書館づくりを進めている。

  ・今の建物では図書購入予算を増やしても置く場所がない。雑誌や新聞の購入費用が平均
の1/5程度で極端に少ない。閉架書庫が藤里小の空き教室にあり、そこまで本を取り
にいく余裕がない。

  ・築38年で耐震基準もギリギリである。となりに新しいものを建ててもできたころには
今の建物が使えなくなるので、慎重に検討したほうがいい。

  ・「つながる図書館」はとてもいい本なので次回までに全員が読み込んで参加することを
提案

・その他の議員

  ・立地が重要。街の中心で人が集まるところに作るのがいい。カルチャーセンターの中心
になるといい。

  ・一宮の図書館は素晴らしい。あまりのちがいに気の毒に思う。10万人都市にふさわし
い図書館を作りたい。

  ・10年先の話なのであまり無責任な提言はできない。3月の任期末までの目標を決めたい。

・教育委員会担当者

  ・まだ方向性がはっきりしていない。市民にどんなニーズがあるかを調べ、最大公約数的
でコミュニティとしての図書館か、専門的なものにするのか方向性をはっきりさせてい
きたい。今の図書館は駐車場の整備とバリアフリー化で使いやすいものにするというこ
とだけで、それ以上のことは何も改修予定はない。

(3)前回の質問に担当者の答え(11:20〜11:50)

 ・指定管理者制度導入後の運営について

民間のノウハウでサービスが向上しており、館長の業務もうまくできている。

A議員

館長が1年ごとの契約では今後の見通しができない。新しい図書館を作る時は館長のリーダー
シップが大切である。制度を見直す必要があるのではないか。

B議員

ツタヤとスターバックスにまかせてうまくやっている例もある。指定管理で安くうまくやって
いるからいいのではないか。

  

 

次回の委員会   10月17日()  9:30より

 

 

傍聴した感想

・新しい図書館が必要だという認識で一致できていたようなのはよかった。

・市民のニーズを調査してどんな図書館にしていくかこれから方向性をだしていくという段階なの
でどんどん声をあげて10年後と言わずもっとはやくできるようにしたい。

 ・安上がりにするために武雄方式を主張する議員もいるので、企業のためでなく。市民生活が豊か
になるための具体的な要望(立地や規模など)を早めに出していくことが重要だと思われる。

・A議員とB議員以外の議員はあまり発言がなく、委員としての意識が薄いように思われ た。も
っとしっかり勉強してほしい。