江南市議会議員立候補予定者の質問書の回答
(回答のあった方のみ  氏名はあいうえお順)



氏名(敬称略) 質問1 江南市図書館について 質問2 指定管理者制度について
1 今のままでよい
2 修理して使用する
3 新しい図書館が必要である
1 指定管理者制度でよい
2 指定管理者制度はやめるべきである
東 義喜 3 2
荒木田 泰輝 3 1
伊神 克寿 3 1
稲山 明敏 3 1
大藪 豊数 3 1
尾関 昭 3 財源を熟慮(国・県にたよらない) 1 見直しは必要
掛布 まち子 3 2
木本 恵造 3 1
鈴木 貢 3 1
東こう史ひろ  3 1 (指定管理者制度でも良い)
中西 保夫 2 1
中野 ゆうじ 3 1
野下 達哉 3 1
幅 章郎 2 1
藤岡 和俊 3 2
古田 みちよ 3 1
牧野 圭佑 3 1
森 ケイ子 3 2
山 としひろ 3 1




質問3 江南市の図書館についてのご意見があれば記述してください。
(回答があった方のみ掲載  原文のまま  氏名はあいうえお順)
   
氏  名 意                見
東 よしき ①市民参加の検討委員会で検討を始める。
②中心になる新図書館を建設し、市内全体の公共施設も活用したネットワーク体制も合せて作る。
荒木田 泰輝 図 書館に限らず公共の建築物は今を基準に考えず、その建築物が存在する約50年先まで考えて、身の丈に合った物が必要だと思います。図書館を今の2倍の大き さにすると、年間費用は約1.5倍位になり、50年後の江南市の人口は約7万人程と仮定すると、人口1人当りの年間費用は現在の約700円から50年後に は約1500円と倍以上になると私は推測しました。
我が家は子供が多く図書館をよく利用するので、許容範囲だと思いますが、利用されない方もいるので今後議論は必要です。
私案1. 新図書館には雑誌・新聞等の置き、おしゃべり、飲み物を可としたコミュニティーエリアの新設。さらにこの飲料は館内販売のみとし、収益を図書館購入費に当てる。
私案2. 場所を移っての利便性も大事だが、費用を抑えて大きくする事を優先。藤里小の間借り出来れば低予算も。
私案3. 今の図書館サービスとして、アピタ江南西にブックポスト。
○ あと課題として電子書籍の普及、人口減少、高齢化等により出版物や出版会社自体の減少等動向も見極める必要があると思います。
ただ、すべて私案です。市民全員の意見をまとめ全市民の為の図書館運営が第一です。
大藪豊数  ご提言にあるように江南市の図書館の老朽化や蔵書量などは、およそ10万人規模の市の図書館とは思えません。近隣の市町と比較してもその蔵書量やクオリティーなどは少々満足度に欠け、質的にも古さを感じざるを得ません。
 蔵書量や質的なものは江南図書館の規模や立地にも起因する問題です。多くの市町村において図書館はこどもから高齢者、ハンディキャッパーの皆様どなたでも使いやすい立地と拡張規模も考えられたフロア面積や質を確保しています。
 一宮のiビルに併設されている図書館の評判がすこぶる良いそうです。私も何度か利用させて頂いたが、蔵書はもちろんネット環境の整備やビデオ・DVDな どの閲覧ブースも多く、さらに読書スペースも大変に充実している。犬山市にはこの地域で最も規模が大きな図書館が名古屋経済大学のキャンパス内にあり、か なり古い文献まで揃っています。しかも、大学内であるにもかかわらず、簡単な申込みだけで一般の皆様も利用可能であるところが素晴らしいです。
 是非江南市に於いても多くの市民が利用しやすい江南駅周辺に図書館を移転し、完全バリアフリー化をする。市役所の建て替えなどに併せて市役所を含む総合 ビルを江南駅からウォークスルーで入れるようにするか、江南駅を市役所や図書館、そして保健所などを含む一宮のような総合ビルとするのが急務かと考えま す。
尾関あきら 江 南の市立図書館は立地上の利便性の悪さと対人口当たりの蔵書数の圧倒的な少なさ、そして老朽化により、大部分で悪い方向に作用し、現在に至っていると思い ます。施設用の積立金が改修(延命)に用いられ、本来目指す(新設)目的が達成出来ていない今、再度市民で意見を出しあって目標(方向性)を再設定する必 要があると思います。
 指定管理者制度につきましても、当初の思惑通り運営に至っているか否かを検証しつつ、更に今後の時代の変化に柔軟に対応出来るよう、仕組み自体も可変していく必要があると考えます。
 図書館の存在は、教育・福祉の観点のみならず、地域のコミュニティにも一役かう重要な拠点であります。
 我々のまち江南は、単に住まうだけの街で終わることなく世代間のキョリを感じない、ココロの距離が近い、文化的な街となるよう市民・行政・民間が和と輪 を以て今後も作り上げていかないとならない、そう感じます。今後もこのような意見交換の機会が頂けますと幸いです。お声掛け有り難うございました。
掛布 まち子   現図書館は、築39年が経過して老朽化が著しいだけではなく、狭く蔵書数をこれ以上増やすこともできず、またバリアーフリー改修後も段差が多く残っています。
図書館管理者の努力にも限界があり、文科省の示す「図書館の望ましい基準」にはほど遠く、市民要求に十分応えることができない状態にあります。また、市内 中心部から離れたところに位置している上に、図書館までのバスなど公共交通も確保されていません。さらに、これまで大規模改修も行われていません。
以上のことから、現図書館の改修や増築ではなく、早急に新しい図書館を建設する方向を明確にすることが必要です。また、図書館がその機能を十分に発揮するためには、立地条件が非常に重要です。多くの市民が気軽に利用できる場所に、市民参加で建設することが必要です。
 建設にあたっては、図書館が極めて専門性の高い施設であることを考慮し、準備段階の早い時期から図書館の専門家を置き、広範な市民の参加のもとで十分な議論を積み重ね、これからの江南市図書館の目標やビジョンを策定していくことが特に重要だと考えます。
最近、一部で注目されている武雄市図書館のような書店経営方式による図書館建設・運営では、商業ベースの集客性が重視され、市民の知る権利の保障という図 書館本来の役割が果たせないのではないかと危惧します。現図書館は指定管理者制度で管理運営されています。館長はじめ図書館司書の方々の並々ならぬ努力に よって一定の成果を上げていますが、問題は職員の不安定・低賃金という待遇と、指定管理であるために館長権限が著しく制約され市側に強く要求できない立場 に置かれていることです。また、図書館の専門家が市職員の中で皆無となり、新図書館建設に動き出す際には支障をきたすのではと心配です。
 新図書館に望むものは、市議会図書館問題特別委員会の報告書(提言)のとおりです。
誰にも居場所がある図書館、地域の情報拠点となる図書館、市民の暮らしに役立つ図書館、情報化時代の市民ニーズに対応する図書館をめざして欲しいと思いま す。また、子育て支援センターや市民活動センターなどを併設した複合型で整備することも検討する価値があると思います。江南のまちづくりの拠点となる施設 として、立地場所を含め、広範な市民参加の議論を経て、つくりあげたいものです。
木本 恵造 私 は以前図書館問題について一般質問をした経緯があります。あくまでも仮称大間町児童公園に建設を推進する一人であります。仮称大間町児童公園は面積が小さ いのではないかとのご指摘がありますが、ならば道を1本隔てたところの現在の東邦ガスが所有する土地(旧津島ガス跡地)を購入して空中遊歩道にて土地の有 効利用に努めて図書館(子ども図書館併設)福祉会館、婦人会館等の総合施設建設を視野に入れて活動してまいります。
100%とは言いませんが私と意を同じくする「江南あおむしの会」が結成された事を大変嬉しく思います。
又 こちらこそ色々ご相談させていただきます。
東こう史ひろ  ご指摘のように我が市の図書館は老朽化もさることながら、立地や利便性、図書数に至るまで市民が積極的に使いたいと思える施設ではありません。実際、高校時代も私は別自治体の図書館の自習室を利用しておりました。
 改装等もなされたようですが、市民のニーズはそこではなくもっと立地、利便性そして若者も積極的に使いたくなるような図書館の設置なんだろうと思います。
 昨今、九州ではCCを指定管理者としてTSUTAYA図書館が話題となり若者も含めて利用者が急増したと伺っています。
 また、一宮駅も駅中に図書館を設置し寂しい雰囲気だった一宮駅が変貌をとげました。
我が市においてもTSUTAYA等の人気がありノウハウもある民間企業の助けを借りて図書館を運営するか、一宮のように駅近に設置するということがコンパクトシティの観点からも必要であると考えています。
中野 裕二 た まに図書館を利用しますが、以前、住んでいた岡崎市の図書館に比べると蔵書数も少なく、蔵書されている本も古く、市民の興味の有る本を並べているとは思え ません。勉強する部屋も狭く、学生、会社員が勉強できる環境が整っているとは言いがたい状況です。本棚と本棚の間隔が狭く、車いすで通りにくく、中2階の 階段は狭く上がれる状況でもありません。建物は老朽化が進み、耐震基準を満たしているのか不安にもなります。コミュニティスペースは無く、交通の便が悪 く、誰にでも利用出来る開かれた施設であるべき図書館機能を残念な事に有していません。江南市も全国に例外なく人口減少が進んでいます。江南市の魅力ある 街づくりに文化活動の中心である図書館の再建は必要不可欠だと考えています。魅力ある江南、魅力ある図書館造りに貢献したいと思います。
幅 章郎 ネット社会の発展に伴い、「図書館」に期待する役割が世代間で大きく異なってきているように思います。
多くの市民の皆さんと「図書館」の役割について議論することで、「機能別」にあり方を考えていくことがよいのではないか考えます。
例えば、江南市の歴史・文化の拠点
     子供たちの情操教育の拠点
     高齢者の憩いの場
     世代間の交流(読書会などを企画)の拠点
一方で「身近」にあるという利便性も大切だと考えます。
「機能」と「利便性」を実現していく方法をみんなで考えていくことで「図書館」がより身近な存在にもなると考えます。
市民と行政が知恵を出し合って考えていくことが大切だと思います。
藤岡 和俊  現在の図書館は古い、遠い、狭い、移動がしにくい、本が少ないなどの問題点が多数あります。現在の場所で改修して使用するにも使い勝手が悪いまま残ることになります。
 図書館だけでなく、市の公共的な建物は古く、使用するには限界があります。まだ、私の個人的な考えですが、市役所も限界にきており、新しい市役所が必要 だと考えています。できれば、県の支所的な役割もする総合庁舎を現在の市役所または駐車場に建設し、その中に新しい図書館を設備できないかと考えていま す。
 モデルは一宮駅アイビルにある図書館です。今の図書館は、本を借りるだけでなく、情報発信の場でもあり、市民が学習をしたり、交流したりする場でもあります。
 指定管理者制度に関しては、見直しをする時期にきているという意味で「2」に○をつけました。
牧野 圭佑  (平成26年度の市議会図書館問題特別委員会の報告書(提言)が同封されていました。)
森 ケイ子 1.・市民憲章「教養を深め、文化の高いまちにしましょう」にふさわしい文化・情報の発信の拠点としての図書館。
  ・親子づれや高齢者まで市民のふれあいの場としての親しみやすい図書館 を、市民の積極的な参加でつくりあげていきましょう。
2. 新しい図書館を待つだけではなく、現在の図書館を中心に、図書館活動を活発にしていくことが大切です。
   現在のスタッフやボランティアのみなさんのがんばりに頼るだけではなく、行政の責任として 
 ① 県下最低レベルの図書館購入費を大巾に増額し、魅力ある本、資料を揃えていくこと。
 ② 公民館や学供・児童館の図書館や学習室を、分館として位置づけ、身近なところで本に接し、借りることができる環境をつくっていくこと。
 こうした環境を整えていくことで、更に新しい図書館づくりへの気運・市民の意識向上につながっていくことと思います。
山 としひろ 質問2(指定管理者制度について)に対する回答  指定管理者制度でよい
  ただし、経費削減(人件費の削減)ばかりを追求すると、失敗する。民間ノウハウの活用による
 サービス向上が図られるかどうか、しっかりと見極めなければならない。
質問3に対する回答
 現図書館は老朽化しており、蔵書数も少なく、立地条件も悪い。現図書館を改修したとしても市民ニーズを満たすことは難しいので、新しい図書館建設をめざしたい。
 市民の知的欲求を満たす、また、市民が抱える問題の解決につながる図書館を構想したい。図書館を核としたまちづくりを進め、文化や教養の水準が高いまちを作りたい。